皆さん、プデチゲ (부대찌개)はお好きですか?
韓国駐在員の間では、「日本から来た人にはプデチゲを食べさせとけば間違いない!」と言われているほど、日本人ウケのいい食べ物、プデチゲ!
今日はプデチゲのお店を選ぶコツと、プデチゲ豆知識をお伝えしようと思います~!
まず、日本人のプデチゲ選びで一番大切なことは【辛さ】です。
「日本でもプデチゲ食べたことあるけど、大丈夫だったよ?」と思っても、本場韓国のプデチゲは、辛さレベルが段違いなお店も結構あるんです…!
辛いのが得意な方なら関係ないですが、辛いのが苦手な方は、本当に慎重にお店を選んでください。
日本語表記があったり、日本語のガイドブック、日本人の口コミで探すと安心だと思います。
(現地の人しか行かないようなプデチゲのお店は、本当に辛いことがあります…!)
さて。
プデチゲの豆知識ですが、プデチゲ のプデ(부대)は、漢字にすると「部隊」なのはご存知でしょうか?
なんと、もともとは軍隊料理なんですね…!
なので、英語圏では Korean Army (Base) Stew と呼ばれているようです。
韓国軍(基地)シチュー、というわけですね。
具材はキムチ、ソーセージ、ハム、スパムなどが入っています。
お店によりますが、ネギや豆腐、ベーコン、ベイクドビーンズが入っているお店も。
そしてインスタントラーメンの麺を一緒に煮て食べるのが定番です。
ちなみに、キムチやソーセージやスパム等の具材を見れば想像がつきますが、ナトリウム含有率が結構高い食べ物なんですよね。
そこがまた美味しいですが、あんまりスープを飲み過ぎると、あとで喉が乾くので要注意です。笑
お店によって、具材も辛さも違うプデチゲ。
辛さに強い方なら、いろんなお店をまわって味の違いを楽しむのも良さそうですね!
そしてプデチゲは日本人から見ると鍋料理なので、夕飯のメイン料理一択、みたいな感じに見えますけど、なんと飲み会の2次会に訪れたりするお店でもあるんですよね。
韓国人の大好きな 소주 (ソジュ、焼酎)に、よく合うんだそうです。
お酒が強い方は、是非ソジュとの組み合わせも試してみてくださいね!
ちなみに、材料としてほぼ必ず入っているスパムですが、日本だとハワイ料理(スパムおにぎりとか、スパム丼とか)で見るくらいしか縁がない食べ物じゃないですか。
なんとなく「加工肉の頂点というか、健康に悪そう」みたいなイメージですよね。
もしくは非常食の缶詰めというか。
これ、韓国ではイメージが全く違うんですよ…!!
韓国について知って、すっごくびっくりすることのひとつなんですが、韓国人はスパムを高級食材扱いしていて、実際スーパーでは結構なお値段でスパムを売っているんですよ…!!
そしてチュソク(秋夕)などの名節では、スパムセットを送り合います…!
洗剤とか食用油などの贈答品セットよりも、スパムのほうが格段に上位にある贈り物として認識されていて、実際に値段もそうなっているんです。
不思議ですよね~!
本当に、韓国ではスパムメーカーのイメージ戦略が大成功しているんでしょうね。
なおスパムの本場(?)アメリカでは、日本の認識よりもさらに辛辣な認識のようで、スパムはとてもイメージが悪いようですね。
世界のあちこちで、同じ食べ物が全然違うイメージで迎えられているというのが、面白くもあり、本当に世界は広いなという感じですね~~!
以上、プデチゲの豆知識でした!
それでは今日も良い1日を!
ブデチゲの部隊(ブデ)は実際には韓国軍の部隊ではなくて米軍の部隊から来たらしいです。在韓米軍の部隊からの材料が外部に出で、それで作られた料理という意味みたいです。朝鮮戦争の後、食べ物が足りなかった当時の韓国で生まれた料理らしいです。それで今もブデチゲが有名な地域は全部米軍の基地がある所だと思います。