私は日本にいた頃は、一度もしたことなかったんです。
(特に関心もなく…)
しかしここは韓国。登山は日常。
ソウル大学付近の冠岳山の登山口には毎日人があふれ、
バスのなかでは登山ルックの男女の姿をよく見かけ、
「先週末は登山行ってきたんだ~」が日常会話に頻発します。
運動能力に自信のあるほうではないんですが、せっかくソウルに住んでいるんだし、
一度くらいは登山に行くか!と思って、先日、頑張ってきました!
近所の冠岳山(クァナクサンと読みます)へ…!
(ソウルは山が多いので、遠出せずとも近所の山に登れます)
山の名前に「岳」がつく山は険しい山だ、と聞いていたのに、
人生初登山で冠岳山を選択する勇気…(むしろ知らないからできることですね)
しかしビギナーなので、途中までバスで行ける、初心者向けの登山口からスタートしました。
ソウル大学入口駅から路線バスに乗り、ソウル大学のなかの一番奥にある工学部でバスを降りると、そこに登山口があります。
歩き始めはこういった道も多く、お喋りをしながらルンルン歩けます。
(10分後から息が切れてきます)
どうなっているのか分からない謎の石。
登山途中にこういった風景がちょこちょこ出てきて、写真を撮りながら進みます。
登山しながら見れる風景。
この日はちょっと霧があって遠くが見にくかったんですが、
京畿道の競馬場など、ずいぶん遠くまで見れます。
見晴らしが良い日ならさぞ綺麗でしょうね。
こういった渓谷も。
見るだけで涼しい。
足を浸してキャッキャウフフしている男女の姿も見られます。
だけどこういった水が多い場所は滑りやすいので、くれぐれもご注意くださいね!
(そして蚊も多いです)
登山ルートにはこういう大きな岩がゴロゴロしているので、
適当な岩を選んで座って休んだりも可能です。
しかしあまり長く休むと動けなくなるので、
2分だけ、3分だけ、みたいな感じで休憩し、水分補給しつつ進みます。
足はガクガクで一歩一歩が重いんですが、
足もとは石や岩なので、集中して歩く必要があります。
頂上付近には、ヨンジュデ [연주대] という展望台があります。
ヨンジュデから見えるお寺。
帰り道ではこのお寺からお経が聞こえて、なんだか素敵でした。
頂上付近になるとこのような整備された階段が現れます。
しかしこのときにはもう体力は限界…。
手すりにもたれかかるようにして、"keep going!" の声を聞きながら、一歩一歩、必死で進みます。
登山で一番必要なのって、励ましてくれる人の存在では…
山頂に辿り着いたら、チョコレートバーを食べながら少し休んでお喋りをして、
冠岳山と書いてある岩の前で集合写真を撮って、(列に並ぶ必要があります)
すぐに同じ道を戻ります。
下り坂は楽なんですが、怪我する人が多いのも下り坂と聞くので、慎重に慎重に歩きます。
登山後のランチ。
登り1時間半、下り1時間半の、約3時間の道のりでした。
ちなみに、私が見どころだな!と思ったポイントはふたつ。
ひとつめは、シマリス!
韓国語だと다람쥐(タラムヂ)ですね。
すばしっこく走ってて、可愛かったです。
韓国では登山をするとリスをよく見かけるらしいので、
山登りの際は是非探してみてください~!
ふたつめは、韓国ドラマでよく見るこれです。
ドラマファンにとっては、もはやロマン。
願いをこめて石を積む、石の山です。
私も切実な願いを込めて、石を積んでみました。
叶うといいよね…♡
以上、韓国から登山レポートでした~!
8月、真夏の登山ということでだいぶ心配でしたが、冠岳山は足もとは石や岩、頭上は木と葉っぱ、という感じで、
あんまり直射日光がつらいって感じではなかったです。
持っていった帽子も使わなかったくらい。
(カンカン照りの日ではなかったというラッキーもありますが)
みなさんも、韓国にお越しの際に機会があれば、登山も是非挑戦してみてくださいね~!